FX詐欺に注意!!台湾人から勧められたFXでまさかの240万円カモられた手口を大公開!!

お金

最近、出会い系アプリやSNSで知り合った方から投資詐欺に合う方が増えているそうです。そして、その被害者のひとりがこの私です。被害総額は、FX取引利益を含んだ240万円。今回は、せっかくだまされたので、その手口を大公開します。

 

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FX詐欺の手口

FX詐欺の手口は、大きく分けると3STEPです。「仲良くなる→コンサルする→費用を振り込ませる。」冷静に考えればわかる話なのですが、実際ひっかかると結構気がつかないものです。

 

SNSで仲良くなる

わたしが出会った女性の王さんは、台湾人のショップオーナーという設定です。LinkedInという最近流行りのSNSのDMでなかよくなりました。はじめはDMでしたが、「SNSはあまり使わないから、LINEを交換しよう」と連絡をいただき、なにも疑わないわたしは見事にLINEを交換しました。

 

FXの魅力を聞く

彼女は、コロナの影響から売り上げが激減しており、非常に困っているという話をしてくれました。経営を維持するためにFXをやっていること、そしてその取引は自分ではなく、先生という方が指導してくれている、と教えてくれました。当然ですが、わたしもお金は欲しいですから、興味をもち、連絡先を教えてもらいました。

 

コンサル担当を紹介される

コンサルを担当してくれる人は陳先生という方で、すごく丁寧で優しい人です。指定されたURLから証券会社の口座を開設。入金方法や取引方法を細かく教えてくれます。当初入金した金額は42万円ほどでしたが、2021年の2月だけで、220万円まで膨れ上がりました。それくらいトレードスキルは高いものでした。

「もし本当に騙すのであれば、入金した段階で消えているだろう…。」と思っていたわたしは、何度も繰り返されるトレードに、徐々に疑う気持ちが薄れていきました。しかし、これこそが相手の狙いだったのかもしれません。

 

利益に応じたコンサル料を請求

1ヶ月間、本当にみっちりとトレードをしました。入金額に比例したlot数の指示と利確ポイント、損切りポイントの指示で本当に負けなしでした。そして、その利益分のコンサル料30万円を請求されました。始めの入金額だけでかなり無理をしていたわたしは、当然コンサル料は支払えず、なんとか交渉して、頭金として20万円を支払いました。この時、借金でもして無理やり支払っていたらと思うと、本当に恐怖でしかありません。

 

振り込み後、音信不通に。

入金してから出金方法を尋ねると、「出金は4月1日にまとめて指示する。」というアナウンスを受け、それまで素直に待ちました。本当に素直に待っていたわたしを思い出すと、笑えてきますが、本当にそのくらい陳先生を信頼していました。

しかし、4月1日なっても連絡は来ません。わたしは、王さんも陳先生にも連絡を試みましたが、既読すらつかない状態。そうです、逃げられたのです。そしてこの時初めて気がつきました、わたしが騙されたということに。

 

証券会社が消滅

とはいえ、4月1日時点で証券会社は残っていました。すぐに出金申請をして、お金の使い道を考えていました。ところが、翌日消えていました。出金申請をしたはずの証券会社がネットの世界から跡形もなく消え去っていたのです。私が騙された金額は、はじめに入金した金額、取引利益、コンサル料の合計240万円です。

 

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詐欺にあった時の対処法

詐欺にあった時は、まずは警察に相談をしてください。警察には相談窓口があり、電話で丁寧に対応をしてくれます。手続きの方法や次に連絡をすべき電話番号など、すべて教えてくれます。ですので、連絡する順番としては、「相談窓口→最寄りの警察→銀行」になります。

正直お金は返ってこないと考えてください。それでも、今後詐欺被害を出さないためにも、詐欺にあった時は次の手順を踏んでください。

 

警察相談窓口に連絡

とにかく、まずは警察に相談しましょう。詐欺被害に合うと、警察に怒られるのでは無いか、と心配してしまいます。わたしも何を言われるのかドキドキしていました。しかし実際はすごく丁寧に案内をしてくれて、次にどのような手続きをすべきなのかを、丁寧に教えてくれました。詐欺かもしれないとおもったら、一度相談してみてください。

 

近くの警察署で被害届を提出

相談窓口に相談をした時に、最寄りの警察署の電話番号を教えてもらい、そこにも同じようなことを話しました。すると「後日、被害の確認できるものや、詐欺師とのやりとりの履歴を見せて欲しい。」と言われました。

警察署に行き、そこで詳細を説明し、被害届を出すことになります。詐欺である証拠はひとつでもあるほうがよいので、もし被害にあった際はそのような証拠はひとつでも保管しておくようにしましょう。

 

詐欺認定をされた場合、対象の銀行口座凍結

続いて、振り込みに利用した銀行に連絡を入れます。私の場合、先に全国銀行協会に相談メールを送りました。当日中に、電話があり、「詐欺被害にあった場合の口座凍結は、警察に被害届を出してからでないと受付は難しい。」という連絡をもらいました。やはり、詐欺に使われた口座である、と警察が認定をしない限り、一般人の声では口座の凍結はできないようです。

 

振り込め詐欺救済法に基づき返金される

口座の凍結が完了した時に、一定の手続きをふみ、残金が口座に1000円以上残っていれば、その金額を被害者に分配されるそうです。ただし、詐欺グループも馬鹿ではありません。おおかた、口座には残金が残っておらず、頻繁に出金をしているようです。当然ですが、ここまでの手続きもそれなりの時間がかかります。

証券・金融商品あっせん相談センターには相談しましたが、「海外証券会社では対応が難しい。」という回答をいただきました。

警察が難しい場合は弁護士に相談

ネットで情報をみていると、同じような被害にあったものの、民事不介入のということで警察が協力的で無いケースも多々あるようです。その場合は、詐欺被害に詳しい弁護士に相談してみましょう。弁護士に正式に依頼する場合、多少のコストはかかりますが、すこしでもお金が返ってくる可能性がある場合は、そちらを利用してみると良いでしょう。

 

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詐欺に合う前に気をつけるべきこと

この記事を書いているわたしは気分が最悪です。わたしが持つ情報はあまりにも少なく、そしてお金もなく家賃を払うことも難しい状況です。こんな思いを他の人には、してほしくありません。だからこそ、詐欺に会う前にこれらのことを確認してください

 

証券会社の安全性

わたしが口座を開いたbtabcbritionfxは、一見普通の証券会社でしたがネットで調べるとかなり怪しい証券会社であることがわかりました。国内企業に比べて、海外FXはレバレッジがかけられることや陳先生が海外の方ということもあり、一切疑っていませんでした。

しかし、トラブルが起こった際に、海外証券会社では解決どころかサポートすら難しいということがわかりました。人の言葉を安易に信じず、まずは自分で調べてみてください。

 

余剰資金で行うこと

これは投資の基本ですが、余剰資金で行うことが大切です。わたしの場合、すべての財産をFXに回してしまったために、本当にお金がなくなってしまいました。正直、ブログを書きながら、今月の生活費をどのように工面するか必死で考えています。すべてのお金がなくなっても最悪困らないように、しっかりと余剰資金で行いましょう。

 

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まとめ

自分は大丈夫だろう。この人はきっと大丈夫。誰しもそう思ってしまいます。わたしもそうでした。しかし、そう思わせること自体が詐欺グループにとっての思惑なのです。

まずは詐欺に合わないような状態を作ることが大事ですが、もし詐欺にあってしまったら、今回ご紹介したルートで、警察や弁護士に相談してみましょう。

もしわたしと同じような被害にあった方、すこしでも応援してくれる方、ぜひわたしのTwitterに遊びに来てください。

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